ADP製品

ADP製品

ADP (ADvanced Pultrusion) とは当社が独自に開発し、特許を取得した、プリプレグを用いた炭素繊維複合材(CFRP)の連続成形製法です。

この製法の特徴は、自動化された連続製法により、理論上長さの制限がない部材が製造できることです。それに加えて当社製法は、従来製法に比較して短時間・低コストで部材を製造することが可能です。また、内部品質に優れ、真直性、直角度などについても極めて高い精度を実現しています。

ADP製法によるメリット

  • 最適な繊維含有量による航空機用部材として十分な機械的特性を有します。
  • 長さの制限がありません。
  • 低いボイド含有率を実現することが出来ます。
  • 高い真直性と安定した品質が特長です。
  • 二次接着工程が容易です。
  • 低コストでの安定供給が可能となります。

ADP製法と従来のプルトリュージョン製法の比較

  ADP 従来のプルトリュージョン
原材料 プリプレグ ドライファブリック(繊維)と樹脂
レジンシステム エポキシ樹脂、フェノール樹脂など エポキシ樹脂、フェノール樹脂など
最大繊維含有率 体積比60% 体積比55%
ボイド含有率 1%以下 3%以下
離型剤 必要なし 必要
二次接着 可能
(ピールプライを用いることにより更に容易)
難しい
(離型材の効果による)

ADP製法による製品

ジャムコがADP製法により製造した、垂直尾翼一次構造部材であるストリンガー、スティフナーは、エアバス機(A350を除く)に使用されています。また、エアバスA380型機の二階床構造部材については2003年から独占供給を続けております。

垂直尾翼用構造部材

垂直尾翼用構造部材

A380型機二階床構造部材

A380型機二階床構造部材

A380型機二階床構造部材

その他、ADP製法はその特性を生かし、以下のような様々な部材の製造に応用することができます。

  • H、I、L、T、Z、Ωなど様々な断面形状の床構造用部材、主翼用・垂直及び水平尾翼用の補強部材など
  • 曲率を有する部材
  • ハニカムパネルの連続成形

また、ジャムコは、部材だけではなく、組立品レベルでも製品を供給することが可能です。

A380型機二階床構造部材